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しらとり法律事務所

初回相談1時間無料|当日・休日・夜間も相談可〜地域密着のかかりつけ弁護士として離婚問題を解決

宮城県名取市増田で「しらとり法律事務所」を経営する白鳥剛臣弁護士(仙台弁護士会所属)に、離婚案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。弁護士過疎地域で活動し、身近に相談できる弁護士がいる大切さを実感したという白鳥先生。案件を手掛ける上で心がけていること、弁護士に依頼するメリット、相談すべきタイミングなどもお話いただきました。

しらとり法律事務所(宮城県名取市)白鳥剛臣弁護士_メイン画像
白鳥 剛臣弁護士
しらとり法律事務所

インタビュー

弁護士がいない地域に法的サービスを届けるため事務所を開設

まずご経歴について教えていただけますでしょうか?

出身は宮城県で、2007年に弁護士になりました。そして福島市内の法律事務所に入り、2009年からは同じ法律事務所の南相馬支店に勤務していました。その後2020年に独立し、当事務所を設立しました。

名取市を選ばれたのは、どういった理由だったのでしょうか?

一番の理由は、弁護士がいなかったことです。

全国には、弁護士が全くいないか極めて少ない「弁護士過疎地域」と呼ばれる地域が少なくありません。以前弁護士をしていた南相馬市もその一つで、弁護士過疎地域における弁護士の必要性を痛感しました。ですから私が事務所を構えることで、地域の皆様のお役に立てればと思ったんです。

自分が住んでいる地域に弁護士がいるということは、やはり重要なのでしょうか?

そうですね。仙台市にはたくさん弁護士がいて、名取市からも行くことはできますが、「わざわざ出かけていく」という感じです。子どもが小さかったり、年齢や病気といった様々な事情があり、距離の問題で相談を諦めてしまう方も多いんです。すぐ近くに、気軽に相談できる弁護士がいる意義は大きいと思います。

気軽に相談できる「かかりつけ」の弁護士を目指しています

事務所として、どういったことを大切にされていますか?

しらとり法律事務所_事務所外観

地域に密着した事務所として、悩みがあったらまず相談できる「かかりつけ」の弁護士になりたいと思っています。

弁護士に相談するというのは、ただでさえハードルが高いことです。しかも、名取市は長い間弁護士がいなかった地域ですから尚更です。初回相談料を1時間無料にしたり、当日・休日・夜間相談や電話相談にも対応してハードルを下げ、わかりやすい説明を心がけるといったことを大切にしています。

地元の方からのご相談が多いのでしょうか?

そうですね。一番多いのは名取市の方ですが、岩沼市や福島県の方も少なくありません。中には、仙台市内や東京の事務所に相談したけれど、あまりいい対応をしてもらえなかった、ということで当事務所に相談に来られる方もいらっしゃいます。

どういった理由から、離婚分野に注力されているのですか?

弁護士過疎地域では、ありとあらゆる法律トラブルが持ち込まれます。そして離婚は誰にでも起こりうる法律トラブルで常にニーズがありますから、力を入れるのは自然な流れだったかなと思います。また、離婚分野は自分に向いていると感じるのも力を入れている理由です。

どういったところが向いていると感じますか?

ありがたいことに、離婚の相談者・依頼者から話しやすいと言っていただくことが多いんです。最初は皆さん緊張されているんですが、徐々にほぐれていって色んな話をしてくださいます。もちろん話しやすい弁護士であろうと心がけていますが、肩肘張って努力しているというよりは、私のキャラクターなのかもしれませんね。

離婚に関して、どこいったご相談が多いですか?

比較的多いのは、離婚すること自体は決めているけれど、条件をどう決めるのが良いかわからない、どう進めるのが良いかわからない、夫婦間で話し合いがうまくいかないといったご相談です。特に住宅ローンの処理や、不動産をどうするかというのはよく問題になります。

相談者の男女比はいかがでしょうか?

女性のほうが多いです。専業主婦やパートで小さなお子さんがいらっしゃるような方は、なかなか遠くまで相談に行けません。他方で名取市はベッドタウンなので、男性は街中で働いていて、仕事帰りに街中の事務所に相談に行けるんですね。そういう地理的な理由はあると思います。

あとは経済力の問題で、離婚に伴う金銭面の条件をきちんと決めたいという意識は女性のほうが強いのだと思います。特に女性が親権者になる場合は、養育費を確保できるかどうかが非常に重要ですから、相談のニーズも高いです。

お子さんと一緒に相談に来られる方もいらっしゃいますか?

はい、お子さんも一緒で大丈夫です。私にも子どもがいて接し方は心得ているので、お子さんともコミュニケーションを取りながら相談をうかがっています。

相談者・依頼者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

しらとり法律事務所_白鳥剛臣弁護士記事内画像

どんな状況の方であっても、その方が言っていることは、その方にとっては正しいという前提でお話することです。たとえ客観的に間違ったことや法律的に通らないことでも、価値観は人それぞれですし、そう思う理由がそれぞれありますから。

かといって、依頼者が言うことをすべて肯定したり、言われたとおりに動いたりするわけではありません。依頼者に言われたとおりに、およそ法的に通らないような主張をする弁護士もいますが、それは依頼者のためにならないと思います。

私は、法律上認められないことや厳しい見通しは当然お伝えします。ただその場合も、「法律ではこう決まっていますから無理です」と頭ごなしに否定するのではなく、気持ちは理解をした上で、代替案として複数の選択肢を提案し、どうすることが最善か依頼者と一緒に考えていくようにしています。

相談者・依頼者の本当の悩みを見極め、広く深い視点での解決を図ります

離婚分野を取り扱う際、どういったことを心がけていますか?

離婚は依頼者の人生全体に関わることであり、法律では割り切れない、感情的な問題を抱えている方も多いです。それなのに弁護士が法律のルールに則った説明ばかりすると、「自分が望んでいるのはそこじゃないんだけどな」「気持ちを汲んでくれない」というふうに、依頼者が不満に思う可能性があります。

ですから私は、表面的な言葉や法律に関することだけにしぼらず、ご本人が気になっている部分や本質的な悩みを見極めて、より広く深い視点で解決を図るようにしています。その上で、裁判沙汰にして白黒つけるというのではなく、依頼者の代理人として相手と交渉し、できるだけ円満な解決を目指しています。相手と交渉する際も、敵対的な態度は取らず、まず話を聴いて解決策を探っていきます。

広く深い視点での解決を図るために、どういったことを意識されていますか?

初回相談の段階から、かなり時間をかけて話を聴くようにしています。その上で、法律のルールや手続きの説明はもちろん、依頼者にとってより良い未来を実現するためのアドバイスも提示しています。話を聞いて、離婚を決断するのはまだ早いと感じた場合はそのようにお伝えします。実際に、相談の結果、今は離婚しないという結論に至る方もいます。

また、今すぐに弁護士に依頼する必要がないと思われる場合は、その旨を率直に伝えます。「こういうふうに話すと相手が納得しやすいと思いますよ」と、ご自身で進める際のポイントもアドバイスします。

今すぐ弁護士に依頼する必要がないケースというのは、どういった場合でしょうか?

たとえば、相手が比較的良好に話し合いに応じていて、あとはいくつか決めれば良いだけという場合です。その段階で弁護士を付けてしまうと相手も対決姿勢になってしまいますよね。そういう場合は、弁護士は表に出ずにアドバイスだけする場合もあります。

初回相談1時間無料。当日・休日・夜間の相談、電話相談にも対応しています

離婚について、弁護士に相談するメリットはどういったところでしょうか?

一番大きいのは、法律的に一般的な解決基準を知れるところです。一人で悩んでも答えが出ないことも、弁護士であれば法的アドバイスもできますし、見通しも立てられます。

また、一人で悩んでいると盲点が生じることがあります。たとえば養育費や面会交流などは、弁護士にとっては「離婚時にきちんと決めるべきこと」ですが、当事者は案外気にしていないことが多いんです。何も取り決めをせずに離婚し、後々トラブルになるケースも少なくありません。

財産分与に関しても、「こういう財産もあるんじゃないか」と推測して資料を取り寄せたところ、依頼者も気づいていなかった財産が見つかったこともあります。

やはり弁護士ならではの視点や専門知識は大事なんですね。

依頼者にとっては初めての離婚でも、弁護士はたくさんの離婚案件を経験しています。その結果、「こういうトラブルが起きやすい」とか「こういうことは決めておいたほうが良い」というデータが蓄積されています。

蓄積された知見に基づくアドバイスを受けることで、トラブルを未然に防げたり、事態が悪化する前に解決できたりすることは、弁護士に相談するメリットだと思います。

ーー相談は早いほうが良いでしょうか?

しらとり法律事務所_相談室

はい。離婚を考え始めた段階で、一度相談した方が良いと思います。なるべく早いタイミング、特に別居する前に相談していただければ、財産に関する資料を集めておくなど、同居している間に準備すべきこともお伝えできます。

離婚するかどうか決めるにあたってアドバイスを受けたいという場合でも、もちろん大丈夫です。依頼するかどうかは後からゆっくり検討していただけますので、まずは一度ご相談ください。

初回相談の流れを教えていただけますか?

まず電話かWebフォームから予約をお願いします。初回相談は1時間無料で承っています。事務所までお越しいただく方法はもちろん、電話相談にも対応しています。またスケジュール次第ですが、当日・休日・夜間(20時まで)相談にも対応しています。

相談当日は、病院でいうと問診票のようなシートにご記入いただきます。相談内容を整理しやすくなるので時間を有効活用でき、より具体的な話ができます。

初回30分無料という事務所は多いですが、1時間にされているのは、どういった理由でしょうか?

30分だと駆け足になりますし、相談者も消化不良で帰る形になることが多いんです。しっかりお話を聴いてアドバイスさせていただくために、1時間に設定しています。

最後に、離婚について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けてメッセージをお願いします。

離婚で悩まれている方は、離婚のことも考えながら子育てや仕事をされているので、おそらく生活自体がすごく大変だと思います。弁護士に相談して今後の道筋が見えるだけでも気が楽になるでしょうし、場合によっては弁護士に依頼して、荷物をいくらか背負ってもらうだけでもずいぶん楽になるはずです。当事務所では無料相談を承っていますので、費用のことは心配せず、まずは気軽に相談していただければと思います。