インタビュー
「依頼してよかった」と満足してもらえるサポートを提供
これまでのキャリアについて教えてください。
2006年に弁護士となり、2つの法律事務所に所属した後、当事務所を設立しました。これまで、相続・離婚・交通事故・債務整理といった個人のお困りごとから、損害保険会社・農協・病院などの顧問業務など、数多くの様々なトラブルの解決に携わってまいりました。
事務所の理念を教えてください。
「依頼して良かった」と思っていただくことを理念にしております。一口に弁護士といっても、年齢やタイプも違いますし、知識・経験・スキルも違います。多くの弁護士がいる中で私にご依頼いただいたからには、最大限満足していただけるように仕事をしております。
その理念を実現するために、具体的にどのようなことを意識されていますか?
弁護士として依頼者の希望を可能な限り実現することはもちろん、依頼者の金銭面・精神面にも配慮しています。
金銭面というのは、できる限り経済的負担を軽くする、ということです。たとえば、初回相談は無料にしています。30分無料といった事務所は比較的多いですが、当事務所では時間制限は設けておりません。ご依頼いただく場合の費用についても、分割払いや後払いにも可能な限り対応しております。
精神面というのは、依頼者の気持ちに寄り添ってストレスを軽くする、というイメージです。特に離婚は、とてもストレスのかかることです。1日も早く解決して新しい生活を始められるように進めることはもちろん、できるだけ具体的に見通しをお伝えしたり、こまめに進捗を報告したりすることで、依頼者を不安にさせないように気をつけています。
司法委員として磨いたスキルも駆使して早期解決を目指します
離婚の分野に注力している理由を教えてください。
弁護士になった当初から一貫して扱ってきたので、これまで蓄積した経験と知識を活かして、依頼者のお役に立てると考えているからです。
また、離婚は、当事者の感情が激しく対立するため、法律では割り切れない部分もあります。杓子定規にいかないからこそ、弁護士による助けが必要です。難しい案件を解決して依頼者のお役に立てたときの喜びは非常に大きく、やりがいを感じることも、この分野に注力する理由です。
相談に来られる方の男女比や年代はいかがでしょうか?
男女比は半々で、年代としては若い方もいらっしゃいますが、40代以降の方が多いです。私と年齢が近いということで、「話しやすそう」「気持ちをわかってくれそう」と感じていただけるのかもしれません。
離婚案件を手掛ける上で、心がけていることを教えてください。
離婚で揉めている状況は、依頼者にとって大変なストレスですから、できるだけ早く解決することを心がけています。
離婚する方法としては、弁護士が相手と交渉して協議離婚を成立させる方法と、調停や裁判を起こして離婚する方法があります。調停や裁判となると、最低でも依頼から半年程度、ケースによっては数年かかることも珍しくありません。一方、協議離婚の場合は、早ければ依頼から2〜3ヶ月で解決することもあります。私としてはなるべく早期に解決することを目指しているので、協議離婚できるように進めることが多いです。
もちろん相手のある話なので、交渉が決裂して調停や裁判を起こすしかないケースもあります。また、争いになっている点や依頼者の意向等によって、早々に交渉を切り上げる場合もあります。どういう方針を採るかはケースに応じて検討し、依頼者に説明の上、判断していただきます。
弁護士に依頼する時点で揉めている状態だと思います。その状態から交渉して協議離婚するのは難しいのでは?
たしかにそういった理由から、早々に調停を申し立てる方針の弁護士もいます。ただ、私は、「話せば意外とわかってくれる人が多い」と感じています。当事者同士で話し合っても感情的になって進まない場合でも、弁護士を通じてしっかり話すことで相手の態度が変わり、協議離婚が成立するケースは少なくありません。
そういった交渉力は、どうやって身につけられたのでしょうか?
長年の弁護士経験を通じ、場数を踏む中で磨かれたのだと思います。元々物怖じしないタイプであることも影響しているかもしれません。また、2014年から町田簡易裁判所で「司法委員」を務めてきたことも1つの理由だと思います。
簡易裁判所の司法委員というのは、どういったものでしょうか?
簡易裁判所は、地方裁判所に比べて訴額(裁判で争う金額)が小さい事件を扱う裁判所です。裁判官の他に司法委員という非常勤裁判所職員が裁判に出席して、原告・被告から話を聞いて主張を整理したり、お互い譲歩して話し合いで解決する方法を提案したり、ときには「それは法律的に難しいです」と説明したりもします。
簡易裁判所では弁護士をつけずに裁判に臨む方が多く、代理人を通さず、原告・被告本人とコミュニケーションを取る機会が頻繁にありました。常に、「どういう提案なら受け入れやすいか」「どういうことを言われると頑なになってしまうのか」といったことを想像しながら対応していましたね。
その人を理解しようとする姿勢が、司法委員に求められることなのですね。
その通りです。そしてその姿勢は、交渉の基本でもあります。交渉と聞くと、相手が反論できないくらい論破するとイメージする方もいるでしょう。しかし実際は、相手の話をよく聴き、相手の立場になって考えることが不可欠です。こちらの主張を押し付けるだけが交渉ではありません。
司法委員を経験したことによって交渉力が鍛えられ、離婚案件を扱う上でも活きていると感じます。
初回相談無料。一人で悩まず、気軽にお問い合わせください
離婚について、弁護士に相談するメリットを教えてください。
法律知識が少ないことによって、知らないうちに不利な条件で離婚してしまったり、請求できるものがあるのに気づかないこともあります。
弁護士は法律のプロですから、様々な法律知識を持っています。相談することで、あなたに法律上認められている権利や、相手との話し合いの進め方などについて、アドバイスを受けられます。相談したら必ず依頼しなければならないわけではないので、気軽にお問い合わせください。当事務所では初回相談は無料にしているので、費用の心配もご無用です。
相談だけでなく依頼もするメリットとして大きいのは、相手と直接話す必要がなくなることです。トラブルになっている相手と直接話したくないという方は多く、離婚の場合は特にそうだと思います。DVやモラハラを受けているような方はなおさらです。弁護士に依頼すれば相手との交渉を代行しますので、ご自身でやりとりする必要がなく、精神的な負担がかなり軽くなるでしょう。
早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。
色々ありますが、ご自身で色々対応したり相手と条件を決めてしまった後に来られても、もう手遅れという場合があります。早めにご相談いただくことで、不利な状況を避けやすくなるというメリットは大きいです。
また、早く相談すればするほど、ご自身で対応するストレスから早く解放されます。「別居する前に相手の預金口座をメモしておいてください」とか「不貞の証拠はこういう風に残しておいてください」といったアドバイスもできますので、証拠集めも有利に行えることが多いです。
先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?
まずは電話または予約フォームから予約してください。当事務所では、相談予約をしていただいた際に、大まかな相談内容を電話でお聞きするようにしています。その時点で、お答えできることはお答えしています。その結果、わざわざお越しいただく必要がなくなる場合もありますし、相談当日までにある程度見通しが立って安心される方も多いです。
相談は基本的に平日日中となりますが、土日や夜間でも可能な限り対応します。
初回相談では、時間をかけてじっくりお話を聴くようにしておりますので、気になることや悩んでいることは何でもお話ください。
最後に、離婚について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
離婚というのは、本当に大きなストレスが掛かります。家族や友人にはなかなか相談しにくいことですから、1人で悩んでいる方も多いでしょう。
私が多くの離婚案件を解決して実感することは、一歩ずつ進んでいけば、いずれきちんと解決するということです。悩んでいても状況は変わりませんので、まずは一本、相談予約の電話をしてみてください。電話だと緊張する方は、もちろんメールでもかまいません。あなたの勇気ある一歩が、きっと問題解決につながるはずです。