インタビュー
離婚特化の法律事務所に所属し、様々な離婚案件に対応してきました
これまでのキャリアについて教えてください。
出身は長野で、東京の大学と法科大学院(ロースクール)に進学しました。2017年に弁護士になり、東京の「弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所」に入りました。その後2022年に福島県の法律事務所に移籍し、2024年1月に独立して当事務所を設立しました。
これまでどういった案件を取り扱ってこられましたか?
最初に所属した事務所は離婚に特化しており、担当する案件は離婚や不貞慰謝料請求の案件が大半でした。おかげで離婚については知識と経験を蓄積できましたが、弁護士としてさらにレベルアップするために、より幅広い知識と経験を身につけたいと思ったんです。ちょうどその頃、知り合いからの誘いもあって福島の事務所に移籍しました。
福島では、離婚だけでなく交通事故、企業法務、相続、労働問題、破産、刑事事件など幅広く取り扱いました。そういった経験が、独立してやっていける自信につながりました。
現在離婚に注力されているのは、どういった理由なのでしょうか?
最初に所属した事務所で離婚案件を多く経験して、人生の大事な場面でサポートできるやりがいを感じました。私の性格にも合っていて、幸い依頼者から評価していただけることも多かったんです。これまでの経験を活かして皆様のお役に立てればと思い、注力しています。
離婚案件は、これまでに何件くらい対応してこられましたか?
弁護士になってからの3年間で150件以上のご相談・ご依頼に対応しました。一般的な弁護士と比べるとかなり多いと思います。やはり、最初に所属した事務所が離婚に特化していたというのが大きいですね。
豊富な知識と経験で依頼者の悩みを解決。養育費の回収にもこだわります
先生の強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか?
1つ目は、離婚分野に関する知識と経験が豊富という点です。これまで多くの離婚案件を解決してきましたので、円滑・スピーディーな進め方や見通しの正確さは強みです。
2つ目は、依頼者のもとへ確実に利益を届けるというこだわりです。たとえば離婚の際に養育費の支払いを約束しても、守られなければ意味がありません。養育費が支払われないことによって子どもの習い事を諦めたり、家賃を支払えないといった現実的なデメリットも起きます。
ですから当事務所では回収にもこだわり、強制執行も含め様々な手段を駆使します。多数の離婚案件を解決してきたからこそ、適切な方法・タイミングを見極めることができ、高い確率で回収することが可能です。
離婚に関して、どのようなご相談が多いでしょうか?
離婚したいけど相手が応じてくれない、離婚条件について話し合いが進まないなど、離婚全般についてご相談いただきます。
また、いわゆる熟年離婚といいますか、子どもも独立して夫がもうすぐ退職を迎えるといった50代以降の女性からのご相談も増えています。
熟年離婚は、何か特徴がありますか?
夫が全く聞く耳を持たず、当事者同士では話合いができないというケースが多いです。長年にわたって蓄積した不満や想いもありますし、持ち家の財産分与をめぐって揉めるなど複雑な事案もよくあります。
相談者の男女比はいかがでしょうか?
約7割が女性です。ありがたいことに、「ホームページを見て、優しそうな先生だったので相談してみようと思いました」「話しやすかったです」というふうに言われることが多いです。
弁護士との相性は大事なのでしょうか?
本当にそう思います。人生の重要な局面を任せるわけですし、事案によっては年単位の付き合いになる可能性もあるので、相性の合う弁護士に依頼することが何よりも大事です。
誰にとっても良い弁護士というのはいません。ある人にとっては良い弁護士でも、別の人にとっては良くない弁護士ということは当然あります。ですから、あくまでも自分に合うと思える弁護士に依頼することをお勧めします。
先生の場合は、どういった依頼者と相性が合うと感じていますか?
私のキャラクター的に、いかにも強そうな弁護士に依頼したいという方の期待にはお応えしづらいと思います。
他方、穏やかで話しやすくて、丁寧に寄り添ってくれる弁護士に依頼したい方の期待にはお応えできると思います。もちろん、しっかり主張すべきことは主張し、闘うべきところは闘いますのでご安心ください。必要以上に事を荒立てないというイメージですね。
実際に話してみないと相性の良し悪しはわからないので、複数の弁護士に相談してみて、一番相性が合いそうな弁護士に依頼するというのも良いと思います。
中長期的な視点で、真に依頼者のためになる解決を目指します
離婚案件を手掛けるうえで、どういったことを心がけていますか?
最善の解決ができるように、先のことを考えて進めるということです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、ここは弁護士によって相当差が出ると思います。
依頼者の言いたいことを全部相手に言ってくれる弁護士は、短期的に見れば頼もしく感じるかもしれません。ただ、後先考えずに言いたいことを言ってしまうと、当然相手も感情的になります。その結果、対立が深まり、解決までに数年掛かってしまうことも珍しくありません。
また離婚トラブルの大半は、「離婚さえできれば良い」というわけではありません。財産分与や親権といった条件を決める必要がありますし、子どもがいれば養育費の支払いや面会交流を通して離婚後も一定の関係が続きます。
必要以上にもめて関係を悪化させるようなことは、中長期的に見れば依頼者のためにならないと思います。私が案件を手がける際には、主張すべき内容を取捨選択し、むやみにことを荒立てないことを大切にしています。
依頼者の中には、あれもこれも主張して欲しいと希望される方もいらっしゃいませんか?
もちろんいらっしゃいますし、気持ちはよくわかります。ですから、まずはしっかりお話をして、見通しなどを丁寧にご説明します。
依頼者とは時間をかけて話しているほうだと思います。打ち合わせや電話・メールでのやりとりも多いですし、こまめに報告もしています。
弁護士から頭ごなしに「そういう主張はしないほうが良い」と言われても、なかなか納得できないでしょう。他方、対話を重ねる中で信頼関係が築けていれば、「私のことを考えて言ってくれている」ということがきちんと伝わると考えています。
初回相談1時間無料。人生の再出発に向けてご相談ください
離婚について、弁護士に依頼するメリットはどういったところでしょうか?
弁護士は法律のプロですから、相手の主張や提案に対して適切な対応ができます。また、私が代理人として窓口になりますので、直接相手とやりとりしなくて済むことも大きなメリットです。
ご自身で離婚調停に対応する方もいらっしゃいますが、財産分与一つとっても、ただ通帳を出せば良いというわけではありません。自分にとって有利な条件での調停成立を目指すには、法的な主張・反論が必要です。親権に争いがあれば、自分が親権者としてふさわしいことを正しく訴える必要があります。ご自身で対応するのは難しいと感じたら、弁護士のサポートを受けることをお勧めします。
初回の相談の流れについて教えてください。
まず相談日時の予約をお願いします。Webからご予約いただくとスムーズです。相談は、事務所へお越しいただく方法はもちろん、Zoomなどオンラインを使った方法も可能です。業務時間は平日の10時から17時ですが、夜間や土日祝も可能な限り対応しております。
相談当日は、ご相談内容をうかがって、その場で可能な限りのアドバイスをさせていただきます。また、弁護士としてどういうサポートができるか、その場合の費用はいくらかということもご説明します。
相談料がネックになって踏み切れない方も多いと思いますので、初回相談は無料にしています。時間は、30分だとしっかりお話を聴けなかったり、駆け足になってしまったりすることが多いので1時間に設定しています。
最後に、弁護士への相談を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
人生は一回きりなので、「嫌だな」「つらいな」と感じる環境で我慢を続ける必要はないと思います。離婚にネガティブなイメージを持つ方も多いですが、見方を変えれば人生の再出発です。離婚を機に、より良い方向に進んでいく方もたくさん見ていますので、そのお手伝いができればと思っています。
一人で悩みやストレスを抱えず、お気軽にご相談ください。